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舛添・新党改革、惨敗…「いろいろ考えたい」

ポスターの笑顔とは対照的に厳しい表情を見せる新党改革の舛添代表
ポスターの笑顔とは対照的に厳しい表情を見せる新党改革の舛添代表
Photo By スポニチ

 【参院選】改選5から議席を激減させる公算となった新党改革。テレビ各局が伝える獲得議席が「比例0〜1議席」と厳しい結果に、キャスチングボートを握るどころか、党の存在自体に黄色信号がともる状況。東京・麻布十番の選対本部事務所でテレビ各局に生出演した舛添要一代表は思い詰めた表情で「まだ結果は出ていない」「民主党に過半数を許してはいけないという私たちの主張が通った」。これまでと変わらぬ強気発言を繰り返した。

 「政界再編の第一歩になる」――今年4月末、自民党を離党した舛添氏は、新党改革旗揚げ会見で意義を強調した。

 今参院選での再選が危ぶまれていた「改革クラブ」(当時、渡辺秀央代表)3人に、自民党を離党した舛添氏が“移籍”するなどし計6人で結成。舛添氏を除く5人は改選組で、いずれも舛添人気を当て込んでの看板をすげ替えた結党だった。

 各種世論調査で「首相に最もふさわしい政治家」とされた。その国民的人気を背景に、自民党時代には党執行部を公然と批判してきたが、党内からは賛同を得られず追い詰められての離党となった。

 新党も順調とはいかず渡辺秀央最高顧問ら3人が不出馬を表明。候補者12人のうち現職は荒井広幸氏(比例)小池正勝氏(徳島)の2人のみ。舛添氏自身が「準備期間が足りなかった」と話すように、新党改革を“浸透”させることはできなかった。所属国会議員5人以上と定めた政党要件を満たすことは極めて難しくなり、舛添氏の影響力低下は必至だ。

 今後については「すべての数字が出てからいろいろ考えたい」と答えるにとどめた舛添氏。テレビ各局がまだ確定していない議席は8程度としていた12日午前0時40分ごろ、早々と会場を後にした。

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