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与党過半数割れ…菅首相、小沢氏と融和も

記者会見を終え、会場を後にする菅首相
記者会見を終え、会場を後にする菅首相
Photo By 共同

 【参院選】民主党政権に対する国民の初審判で、与党過半数割れとなったことを受け、菅直人首相は厳しい政権運営を強いられる。自らが勝敗ラインに設定した改選議席54に届かず、50議席も割って改選第1党が自民党になる厳しい結果。菅首相は12日午前0時半すぎに記者会見して続投の意向を示したものの、小沢一郎前幹事長復権の動きに拍車がかかるとみられ、枝野幸男幹事長ら執行部の責任論はくすぶり続けそうだ。

 菅首相は深夜の会見で「やや唐突な消費税問題について投げかけたのも影響があった。あらためて再スタートのラインに立つ気持ちで政権運営をしていきたい」と続投の意向を表明。枝野氏ら執行部の責任論に関しても「幹事長を含めて、それぞれ大変ご苦労いただいた。これからもしっかり職務を全うしていただきたい」と語った。

 会見は30分弱で打ち切り。終了後、さらに質問しようと挙手する記者もいたが、菅首相は無視して降壇。記者から「菅さん、逃げるんですか!?」と厳しい言葉が飛んだ。

 与党過半数割れに加え、自らの勝敗ラインを下回る50議席割れで改選第1党を自民党に奪われる厳しい結果。民主党事情に詳しい政界関係者は「この敗北は菅首相と執行部の力不足によるもの。“やはり選挙は小沢一郎前幹事長が中心にならないとダメ”との声が上がるだろう」と指摘する。

 今後、小沢氏の求心力が増すのは必至の情勢。「菅首相は小沢氏と融和を図るため、結局、党人事・内閣改造に踏み切らざるを得なくなるだろう」(与党関係者)との見方も出ている。選挙の責任者で「反小沢」の急先鋒(せんぽう)でもある枝野氏や、安住淳選対委員長、首相とともに消費増税に前向きな姿勢を示した玄葉光一郎政調会長らの動向が焦点。小沢氏側近の1人は「首相がどんな人事をするか見極めたい」と枝野氏らの更迭を求める意向。枝野氏は自身の進退について「すべての票が開いたところで選挙結果を真摯(しんし)に受け止めて、どういう対応をすることが国民の期待に応えることになるかしっかり考えていきたい」と語った。

 小沢氏は既に9月の党代表選での復権の意向を周囲に漏らしており、本人またはグループで推す候補が出馬する見通し。本人が出馬するかどうかは強制起訴の可能性がある検察審査会の再議決の結果次第とみられる。

 「菅対小沢」の行方はともかく、参院の与党過半数割れで今後の民主党の国会運営は厳しい。衆院で法案再議決に必要な3分の2を確保していないため、参院で法案が否決されれば法案が1本も通らなくなる。野党関係者は「民主は自民との大連立を含め政界再編を模索するだろう。どうしても立ち行かなくなれば衆院解散に打って出る可能性もある。年内の総選挙があるかもしれない」と警戒感を強めている。

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