スポーツ界も２人だけ　新人タレント候補には狭き門

　今回の参院選で、各党が高い知名度に期待して擁立した新人タレント候補で当選したのは自民党の女優三原じゅん子氏（比例代表）くらい。スポーツ界からの新人候補で当選したのも民主党の女子柔道金メダリスト谷亮子氏（比例代表）や、自民党の元プロ野球選手石井浩郎氏（秋田選挙区）と立候補者が多かった割には少数にとどまった。

　民主党の新人タレント候補では、女優岡崎友紀氏、落語家桂きん枝氏、歌手庄野真代氏（以上比例代表）、タレント岡部まり氏（大阪選挙区）、俳優原田大二郎氏（山口選挙区）が軒並み落選した。国民新党の歌手敏いとう氏（比例代表）も涙をのんだ。

　元プロ野球選手では、自民党の堀内恒夫氏（比例代表）、たちあがれ日本の中畑清氏（同）の巨人ＯＢ２人と、阪神などに在籍した国民新党の江本孟紀氏（同）が落選。

　このほかスポーツ界出身の新人では、アテネ五輪自転車で銀メダルを獲得した民主党の長塚智広氏（茨城選挙区）、体操の五輪銀、銅メダリスト池谷幸雄氏（比例代表）、みんなの党のパラリンピック競泳金メダリスト河合純一氏（静岡選挙区）も当選できなかった。

[ 2010年07月12日 11:08 ]