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白鵬“みそぎ場所”で自己最多タイ33連勝

<大相撲名古屋場所 初日>栃ノ心を豪快な上手投げで破った白鵬
<大相撲名古屋場所 初日>栃ノ心を豪快な上手投げで破った白鵬
Photo By スポニチ

 大相撲名古屋場所初日は11日、愛知県体育館で行われ、横綱・白鵬が小結・栃ノ心を上手投げで下し、“みそぎ”の名古屋場所初日を白星で飾った。これで初場所から続く連勝を自己タイの「33」まで伸ばした。自身も花札賭博に関与し一時は休場も考えたが、角界の看板を背負う一人横綱として逆風の中を突き進むことを決断。険しい道のりを切り開くことで、角界の浄化を世間に訴えていくことになる。 【取組結果

 一人横綱として、絶対に負けられない特別な日だった。白鵬は立ち合いで右を差し、新小結・栃ノ心の左上手をがっちりと握った。その後、ぐるりと土俵を時計回りに回りながら豪快に投げ飛ばし“みそぎの場所”の初白星を飾った。自己最多タイとなる「33」まで連勝を伸ばしたが「(連勝の)意識はありましたが今場所は大切な場所。大事な場所の大事な初日でいい相撲を取り切れた」。自身の記録よりも、角界を背負う横綱として責任を全うできたことを素直に喜んだ。

 2場所連続の全勝優勝を飾った夏場所後、野球賭博問題で角界に激震が走ったが、横綱の心も揺れていた。白鵬の成長を支えた専属トレーナーと筆頭付け人が野球賭博に関与。加えて、自身も軽微ではあるが花札賭博に関与したとする上申書を協会に提出していたことが公表された。

 「プレッシャーはありました」。4日の臨時理事会後には力士を代表して会見で謝罪した。翌5日の番付発表では、休場も考えたことを明かした。その一方で、8日には「国技をつぶす気なのか」と厳罰や自粛を続ける相撲協会を批判。さまざまな思いが交錯する中で苦悩し、風邪もこじらせた。もちろん、一連の不祥事を重く受け止め、この日は先場所で披露した黄金まわしの使用を取りやめ、それまで使っていた茶色いまわしに戻した。「目立たないようにしないとね」。かっとうの末に出した答えが、初心に戻り、ひたすら相撲に打ち込むことだった。

 「今場所は楽しみです、逆に。こんな場所はこれから先、二度とない。この場所を経験することで自分自身が大きくなれると思う」。世間からの厳しい視線が向けられる名古屋場所はまだ始まったばかり。苦しい日々はまだまだ続くが、白鵬は横綱らしく、堂々と前へと進み続ける。

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