参院選:民主党惨敗、連立模索へ(上)

 11日に行われた日本の参議院選挙で、菅直人首相率いる与党・民主党が予想を上回る惨敗を喫し、今後は民主党による政権運営だけでなく、日本の政治全体が再び「リーダーシップ不在」の状況に陥る可能性が高まっている。

 日本では自民党が2007年の参院選で惨敗して以降、リーダーシップが崩壊し、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎の各氏が1年ごとに相次いで首相を務める異例の事態に追い込まれた。

天国から地獄へ

 マスコミ各社の開票速報によると、改選121議席のうち、民主党は44議席を獲得するにとどまった。非改選の62議席を合わせても、議席数は106議席にとどまり、参院の過半数(122議席)を大きく下回った。現在連立を組む国民新党の3議席と民主寄りの無所属1議席を合わせても、過半数には10議席以上届かない。

 昨年の衆院選で480議席中308議席を獲得し、自民党政権に終止符を打った当時と比べると、天国と地獄の違いだ。

 自民党は今回の参院選で、民主党を7議席上回る51議席を確保し、予想以上の勝利を収めた。自民党は他の野党と協力すれば、参院で主導権を握ることが可能となった。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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