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【プロ野球】巨人ドン底3連敗 10試合連続2ケタ被安打2010年7月11日 紙面から
◆中日7−1巨人首位の面影はない。投打にバラバラの巨人が3連敗を喫した。投手陣は11安打で7点を失い、球団ワーストを更新する10試合連続2ケタ被安打。攻撃陣も散発4安打で1点しか奪えなかった。原監督が中日・浅尾のグラブにクレームをつける“揺さぶり”が唯一の抵抗では寂しい限りだ。 打てない。中日投手陣の前に12三振を喫し、わずか4安打。エドガーのソロ一発では勝負にならない。篠塚打撃コーチは「今は我慢」と繰り返した。象徴的な存在がラミレスだ。この日で3試合連続無安打。2回の守備では堂上直の打球を緩慢な動きで後逸(記録は三塁打)。これには伊原ヘッドコーチも「能力不足かな」とあきれるしかない。 投手陣も下げ止まりの気配がなく、投打ともドン底に近い。イライラするベンチの姿が見えたのは7回2死一、二塁。原監督が木内球審に歩み寄り、金具付きベルトが締まっていなかった浅尾のグラブに注文を付けた。 「何かピカピカしていた。でもキチッと直してくれた」と原監督。外れていた金具に光が反射していることを指摘したという。ただ、その直後に高橋が三振に倒れ、この日唯一の抵抗も結果的には効果なし。「ベストを尽くし、(それでも)本意でない結果が出ることもある」。指揮官の表情にも「忍耐」の2文字がにじんだ。(井上学)
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