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【芸能・社会】登山事故でシンポ 「ツアー広告に危険情報を」2010年7月11日 19時21分 北海道・大雪山系トムラウシ山で昨年7月、ツアー登山客ら8人が死亡した遭難事故から1年を迎えるのを前に、山岳関係者が11日、札幌市でシンポジウムを開催。出席者から「募集広告にリスク情報を入れるべきだ」などの意見が出された。 教訓を生かそうと道山岳連盟などが主催し、約150人が参加した。 関西大学の青山千彰教授は事故原因を「ガイドが判断を誤り、ツアー会社の計画にも無理があった」と指摘。ツアー登山一般の問題として「体調管理や装備は自己責任だが、お任せ意識が強い参加者もいる」と述べた。 苫小牧東病院の船木上総副院長は8人の死因となった低体温症について「強風や水にぬれて体温を奪われた。行動中も食事を取り熱を生み出すことが重要だ」と話した。 会場からは「ツアー会社は過去の遭難事例をパンフレットに入れ、山の危険性もPRすべきだ」「日程を変えても会社の負担が増えない保険があれば」との意見も出た。 (共同)
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