【福岡】医師の26歳男逮捕 旅館経営者を殺害疑い

07/11 00:19 更新

福岡県大牟田市の旅館で経営者の女性が殺害された事件で、福岡県警の捜査本部は10日、遺体が見つかった部屋に泊まっていた26歳の医師の男を殺人の疑いで逮捕しました。逮捕されたのは、国立病院機構仙台医療センターの非常勤医師、乾稚宏容疑者(26)です。乾容疑者は5月、大牟田市の旅館で江崎京子さん(当時79歳)の首を絞めて殺害した疑いがもたれています。捜査本部によりますと、旅館に残っていた指紋が乾容疑者と一致したほか、旅館にいた人の中でただ1人アリバイがありませんでした。乾容疑者は「知りません」と容疑を否認しているということです。乾容疑者は事件の2週間ほど前に、病院の寮から失そうしていました。仙台医療センターの久保瀧哉事務部長は10日夜の会見で「患者さんからのクレームとか、あるいは職員同士の何らかのトラブルもありません」と話していました。乾容疑者は事件の後、九州各地を転々とし、山口市内で先月、車を盗んだ疑いで逮捕されていました。