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千葉法相が落選 「閣僚なら優位」と応援ほとんどなし

2010年7月12日1時29分

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写真落選し、支持者らに頭を下げる千葉景子法相=12日午前0時53分、横浜市中区、高橋雄大撮影

 神奈川選挙区(改選数3)は10人が争い、民主現職で法相の千葉景子氏(62)が落選した。千葉氏は12日午前0時50分ごろ、事務所に姿を見せた。菅首相の消費税発言について「選挙戦全体では影響があった」と述べ、その上で「首相の考えは大きな展望を持っており、評価はしていた」と語った。

 民主県連は、千葉氏の知名度の高さと現職の法相であることから優位と判断。昨秋の補選で初当選した金子洋一氏(48)にてこ入れしてきた。公示後も千葉氏が優勢にあるとして、閣僚や党幹部、タレント候補の応援のほとんどを金子氏だけに投入。終盤の5日には県連が、県内のすべての国会議員、地方議員に文書で金子氏への支援にシフトするよう指示した。

 菅首相が8日、金子氏の応援のためにJR川崎駅前に来た際、陣営は千葉氏の応援も加えるよう県連幹部と交渉したが、かなわなかった。選挙戦最終日の10日夜。横浜市に応援に入った細野豪志・幹事長代理が「現職閣僚を落とすことがあってはならない」と気勢を上げたが、及ばなかった。

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