軽率だった選管委員長　自宅に「比例区は民主党」ポスター

　京都市選挙管理委員会の山口幸秀委員長（７４）＝同市山科区＝の自宅外壁に、参院選で民主党に投票を呼び掛けるポスターが６月２４日の公示日以降、張られていたことが１０日、選管への取材で分かった。住民が選管に知らせ、同日までに撤去した。

　選管事務局によると、「比例区は民主党」と書かれたポスター。選管委員の選挙運動は公選法で禁じられている。市選管は「ポスターは特定の候補の名前が記載されておらず、選挙運動にはあたらない」との見解だが、「公平性を欠く」と撤去を申し入れた。

　山口委員長は選管に「家族が民主党の運動員から頼まれて張った。軽率だった」と話したという。山口委員長は民主党の元京都市議で、今年６月、選管委員長に就任した。

[ 2010年07月10日 16:28 ]