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サントリーミュージアム[天保山]

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開催中の展覧会

印象派とモダンアート

19世紀後半から20世紀後半にいたるおよそ100年のあいだに、西欧の美術はめまぐるしく展開し、多彩な作品を生みだしてきました。この展覧会は、一般にモダンアートと呼ばれるこの期間の美術から、「印象派」「20世紀の具象絵画」「20世紀の実験的美術」という3つの領域に焦点をあて、その豊かな成果を鑑賞しようとするものです。身近にある風景の中に光と色彩のたわむれを見出し、素早い筆づかいで表現した印象派、ルドンや税関吏ルソー、シャガールといった個性的な具象画家たち、ピカソ、カンディンスキー、クレーなど新しい造形を試みた前衛美術家たち。その多彩な表現は、わずか1世紀ほどの間に制作されたとは思えないほどです。6点のロンドン連作を含む8点のモネ、画業の展開過程を示す10点のピサロ、モランディやフォンターナの作品を集めたコーナー、ルオー、ローランサンら、さまざまな作家による花束の競演など、多くの見どころを備えた展覧会といえます。

会期:2010年7月10日(土)〜9月20日(月)
休館日:7月12日、26日、9月6日、13日
開館時間:10:30〜19:30(最終入場は19:00)
主催:サントリーミュージアム[天保山]、読売新聞大阪本社

チケットのご案内

■当日券
大人:1000円
高・大学生、シニア(60歳以上):700円
小・中学生:500円
*障害者手帳、療育手帳などをご提示のお客様と付き添いの方1名は当日料金の半額。
■前売券
大人:900円
高・大学生、シニア(60歳以上):600円
小・中学生:400円
*電子チケットぴあ(Pコード:764-133)、ローソンチケット(Lコード:55684)他、
 主要プレイガイド、コンビニ、イープラスなどで発売中。
1.クロード・モネ「国会議事堂、バラ色のシンフォニー」 1900年 ポーラ美術館蔵
2.カミーユ・ピサロ「エラニーの牛を追う娘」 1884年 埼玉県立近代美術館蔵
3.ピエール・ボナール「湯上り」 1917年 サントリーミュージアム[天保山]蔵
4.ヴァシリィ・カンディンスキー「一つの斑点(褐色上の赤)」 1925年 サントリーミュージアム[天保山]蔵
展覧会の見どころ
本展は、全体を「印象派」「20世紀の具象美術」「20世紀の実験的美術」という3つのセクションに分け、モダンアートを理解する上でのポイントと結びつけながら、わかりやすく構成しています。さらにセクションとセクションの間には「間奏」としてふたつのコーナーを設け、緩急をつけた展示としました。
第1章 光との対話 ― 印象派の試み
印象派、自分たちを取り巻く世界を描くことに関心を持ち、特に風景表現における光と大気の状態をとらえることに腐心しました。ここでは、ロンドン連作6点を含む8点のモネ、画業の様式変遷を伝える10点のピサロなどを中心に、モダンアートの出発点ともいえる印象派が、何に興味を抱き、それをどう表現したのかについて検証します。このセクションでは、モネの絵画だけの部屋を作りました。ロンドン連作に囲まれる静かで心地よい空間をお楽しみいただけます。
〈主要出品作家〉
モネ、ピサロ、シスレー、ルノアール、ロワゾー、セガンティーニ

カミーユ・ピサロ「チュイルリー公園の午後」
1900年 サントリーミュージアム[天保山]蔵
― 間奏1― 彫刻の小部屋
5階の展望ギャラリーでは、彫刻作品5点を展示します。大阪湾の眺望を背景にモダンアートの造形美を鑑賞していただけます。
〈主要出品作家〉
ヘップワース、マンズー、ジャコメッティ
 
第2章 具象の領域 ― 20世紀美術の一側面
ナビ派、野獣派、エコール・ド・パリ、素朴派など、19世紀末から20世紀にかけて、個性的な具象画家が数多く登場し、その系譜は現代にまで繋がっています。美術が純粋な抽象表現を目指して展開していく、という進歩史観的なモダンアート像からは、抜け落ちてしまいかねない作家たちの作品も含め、具象絵画という視点から20世紀美術を捉えなおします。
〈主要出品作家〉
ボナール、ヴュイヤール、ルドン、マルケ、ローランサン、キスリング、ルソー、ワイエス、モランディ、ボーシャン

アンリ・ルソー「パッシィの歩道橋」1895年
サントリーミュージアム[天保山]蔵
― 間奏2 ― 花束の回廊
「花束」という主題は、具象絵画でありながら、色や形を思うように配置できるという点で、抽象絵画の発想に近く、造形的な要素を色濃く持っています。具象表現に着目した第2章から、実験的な試みを紹介する第3章への導入として、11人の作家による花束の競演をご覧いただきます。
〈主要出品作家〉
ルドン、シャガール、スーチン、マティス、ビュフェ、ルオー、ローランサン、ボーシャン、デュフィ

オディロン・ルドン「花」
サントリーミュージアム[天保山]蔵
第3章 色と形の実験 ― 20世紀美術の新しい表現
20世紀美術では、様々な実験的試みが行われました。色や形を組み合わせてどういう形態を作り出すかという造形的な関心から、絵画とは何か、美術とは何か、といった根源的な問いにいたるまで、その状況は混沌としています。このセクションでは、モダンアートの根幹をなす造形性に焦点を当て、特にフォンターナの多様な「空間概念」を集めて展示し、2次元と3次元の狭間に生まれる造形の興味深い様相を提示します。
〈主要出品作家〉
ピカソ、レジェ、ミロ、フォンターナ、フランシス、ヴァザルリ、ホックニー
 
関連イベント

記念講演会「印象派とモダンアート入門」

日時: 8月1日(日) 14:00〜15:30
講師: 冨田章(サントリーミュージアム[天保山]学芸部長)
会場: 海遊館ホール(当館となり)
定員: 250名(聴講無料・申込不要・先着順)

キッズ・ワークショップ(小学生限定)

A:「かさねるあかり 光を透かしてみよう」
日時: 7月25日(日) 13:30〜(約2時間)
講師: 村上菜也子(照明作家、月あかりデザイン研究室主宰)
場所: 当館2階映像コーナー
定員: 25名(小学生)
参加費: 1人500円
※応募は締め切りました。
B:「“ペコラージュ”のマグネットをつくろう」
日時: 8月8日(日) 13:30〜(約2時間)
講師: 森田麻祐子(ペインター)
場所: 当館2階映像コーナー
定員: 25名(小学生)
参加費: 1人500円
申込方法など詳細はこちら

ギャラリーツアー

7月25日(日)、8月8日(日)各日とも16:00〜17:00で実施。
当館学芸員が、ギャラリーにて展示作品の解説を行います。
(聴講無料・申込不要、定員40名。但し、展覧会入場券が必要です)
展覧会見どころトーク
ギャラリー入り口前のレクチャールームにて、展覧会の見どころを解説いたします。
(会期中毎日、10分間、無料、定員40名)
開始時間:11:00/12:00/13:00/14:00/15:00/16:00/17:00(1日7回)
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