第8章
〜期待の新鋭〜
砂漠の照り付ける太陽の中俺達一行は、サクサクと進んでいった。
ショウ「熱いですね?」
勝「そうだ…」
ファン「熱くないぞ〜」
人の言葉をさえぎり、さらに爆弾発言。
だが本人は、そう思ってはいないようだ…
証拠に汗の量が凄い。
ショウ「なんか音しません?」
勝「たしかに。言われてみれば。」
その時!!
またしても、巨大シリーズの一匹が出てきた。
勝「今度は、ライオンかよ。」
ショウ「うわっ」
さすがのショウも驚くだけじゃなく、飛び上がっている。
ファン「食ったら美味いかな?」
こんな時にも、飯の事を考えている奴がいるか。
俺は、槍を出すために戦闘モードに入った。
すると…
ライオン「グルルル」
ショウに攻撃しようと爪をたたきつけようとした時。
ショウ「やぁ!!」
ライオンに雷のようなものが当たり、のけ反る。
ショウ「まだまだ。」
今度はカマイタチのようなものが当たり、音も無く崩れさる。
勝「ショウすげえな…」
ショウ「たいしたことありません。先を急ぎましょう。」
- 2008/09/28(日) 19:16:35|
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第7章
〜アニキ!〜
ファン「俺についてこい!」
と言ってどこかへ行ってしまった。
勝「おいっ。ファ〜ン。」
ショウ「凄い人ですね。」
目を輝かせてショウは言った。
勝「あのな…。」
俺は、これまでの事をショウに話した。
ショウ「なら、僕もついていきます。こう見えて魔法が使えるんです。」
魔法?
そんな物があるのか?
ショウ「どうしました?」
どうやら、何でもありのようだ。この世界は。
ファン「皆俺の恐ろしさについてくる事も出来ないのか?」
ひょっこりとファンがでてきた。
ショウ「アニキ〜。」
ファン「アニキ?」
ショウ「これからアニキと呼ばせて下さい。」
ファン「おうよ!何たって王者には、子分もいないとな。」
こうしてあっさりと新たな仲間が加わった。
勝「俺、寝る」
だが、二人は、騒ぐは、暴れるは、その夜は大変以外言葉が出なかった。
そして朝を迎えた。
ファン「よ〜し。張り切って行ってみよ。」
どこまでも元気な奴だ。
ショウ「よ〜し。は、はりきって行ってみよ。」
ファン「声が小さい!!」
ショウ「はい!アニキ。」
この後先が思いやられる。
- 2008/09/27(土) 22:22:07|
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第6章
〜新たな仲間?〜
あれから、俺達はあのコンパスに従い様々な所へ、旅をした。
勝「伏せろ!」
ファン「え? うわっ」
勝「ったくしょうがねーな。」
ぶんっ。
槍をひと振りして、敵を真っ二つにした。
ファン「あれから強くなったよな…。」
勝「そうだな。あの頃は、この不自然さに何も出来なかったっけ。」
ファン「何浸ってんだ? 俺だよ!お・れ。」
俺は無言だった。
別に怒ったわけじゃない。
ただあいつの性格を忘れていた。
一種のナルシストだ。
ファン「怒った? ゴメン俺が凄すぎて。」
反省の色も見せない。
そして、ある町の宿屋で一晩過ごす事になった。
そこは、三階建てだ。
三階に泊まる事になっている。
ファン「久しぶりだな〜。宿屋で泊まるの。」
ファンは、はしゃいで暴れてる。
?「あの〜。少し静かに…。」
何と子供のようだ。背が低く、弱気だ。
ファン「なに〜。静かに眠れないのか?」
?「いや〜。そういうわけでは…」
ファン「なら、俺達と遊ぼうぜ。」
?「えっ。いいんですか?僕、ショウって言います。ずっと一人だったんで。」
どうやら、思っても見なかった答えだったようだ。
- 2008/09/26(金) 18:43:17|
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第5章
〜新たな道〜
なんと謎の人影は、ロックだったのだ。
ロック「なんだ、いたのか?」
勝「ロックそんな所で何やってんだ?」
ファン「知り合いか?」
勝「俺が旅をしてるのにコイツが関わりがある。」
そう、元はロックに会ってから旅をしてるようなもんだ。
だが何故ここにいる?
ロック「こいつも失敗か。もう用はない」
失敗?
一体何なんだ、ロックは何者なんだ?
そんな疑問が脳裏に浮かぶ。
だが尋ねる間もなくロックは姿を消していた。
ファン「あっ! いねぇ。」
だが近くには、方位磁針のような派手な装飾施されたコンパスが落ちていた。
勝「何だ? うわっ。」
コンパスを触った途端次の行き先が地図に印された。
そして行き先が決まった。
勝「ファン。次は、山を上るぞ。」
ファン「やってやるぜ。何たって俺はNo.1だからな。」
ファンのテンションには、ついていけない。
そしてこの洞窟を抜けて北にある山を目指す事になった。
ロックは何を企んでいるのだろうか?
俺にヒントを与えたりするが、肝心な所は分からずじまいだ。
- 2008/09/19(金) 22:03:43|
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第4章
〜洞窟へ〜
俺達一行は、洞窟へ向かっていた。
ファン「腹減ったぜ。」
勝「さっき食べたばっかだろ。」
ファン「食べてから5分もたっただろ。」
腹どうかしてるぞっと言いかけたがきりがないのでやめた。
そして洞窟に着き、内部を探索する事になった。
先に進んでいくと、モンスターのような生き物がうようよいる。
だが全て、ファンが倒していく。
この際だから、俺はファンの戦闘スタイルを分析する事にした。
ファンは、主に肉弾戦でナイフも使う。
あんな大柄に似合わない機敏さだ。
そして道に迷いながらも1番奥にたどり着いたようだ。
ファン「怪物はどこだ?俺様が叩き潰してやる。」
と言ったのもつかの間、なんと上から巨大な何かが降ってきたのだ。
勝「!」
ファン「!」
姿は蜘蛛のよ、うで、何よりデカイ。
手にはハサミがある。
勝「ファンいくぞ。」
そして巨大な蜘蛛との戦闘に入る。
俺は右腕の槍の紋章を左手で触れる。
すると槍が飛び出し闘争心が沸き上がる。
俺は蜘蛛の頭にに槍を叩きつける。
ガチンっと音がして蜘蛛が反撃に来る。
ズゴゴゴゴ。
ハサミの一降りで地面がえぐられる。
俺はその時の隙は見逃さなかった。
勝「うりゃ。」
蜘蛛の頭と胴体の間に槍を滑りこませ、突き刺した。
さらにファンが蜘蛛の足に無数のナイフを突き刺し、蜘蛛は崩れ落ちた。
ファン「やったな。」
勝「あんなの喰らったら命がないぞ。」
こんな奴らと戦わなければいけないのか。
俺は恐怖で頭が真っ白になる。
すると蜘蛛付近に人影が……
- 2008/09/18(木) 20:39:09|
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