理事会を終え会見する(左から)二所ノ関理事、村山弘義理事長代行、伊藤外部理事=名古屋市内のホテル(撮影・金田祐二)
日本相撲協会が10日、臨時理事会を名古屋市内のホテルで行い、「ガバナンスの整備に関する独立委員会(独立委)」のメンバー11人を承認した。居酒屋チェーン「和民」などを経営する渡辺美樹氏(50)、ノンフィクション作家の森まゆみ氏(56)らが名を連ねた。
独立委は協会の経営管理や危機管理の問題、広報部門の強化などを重点に活動し、第1回会合を16日に予定している。協会からはオブザーバーとして、陸奥親方(元大関霧島)、八角親方(元横綱北勝海)、尾車親方(元大関琴風)の3人を推薦している。
しかし、オブザーバーの人選が理事会の決定を経ていないため、一部の理事からは異論も出た。正式決定が第1回会合ではなく、18日予定の理事会以降になる可能性が出てきた。
(2010年7月10日)