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参院選の選挙戦最終日の10日、各党党首や候補者は最後の訴えを繰り広げた。プロ野球出身の堀内恒夫氏(62)=自民・比例=は都内で最後のお願いを行った。
JR池袋駅西口。最終演説のマイクを握った堀内氏の口から、懐かしいニックネームが聞こえた。「かつて野球界の悪太郎と言われました。勝負したい。国会という場所で、堀内にもうひと暴れさせてください」。これまで封印していた「悪太郎」の3文字を、最後のお願いで初めて名乗った。
「悪太郎」は「甲府の小天狗(てんぐ)」と並ぶ現役時代初期のニックネーム。1966年、高卒新人ながら開幕13連勝の快進撃を続けている頃、18歳らしからぬ奔放な言動が話題となり、新聞記者から命名されたもの。その後、堀内氏の代名詞となった。
4月22日の出馬会見の直後は「政界の悪太郎? 悪太郎は卒業した。卒業させてくれよ」と笑い「ライバルは自分自身。マイペースにいくよ」と語っていたが、選挙戦を戦うにつれ、熱いハートが再燃していった。
菅首相の消費税10%発言や、第2の故郷とも言える宮崎で発生した口蹄(こうてい)疫への対応の遅れなど、現政権への怒りは限界点に。強く意見を発するためにも、10代の頃のような激しいキャラクターで国会に切り込む覚悟を示した。「みんなが自分に期待しているのは激しさだから。『悪太郎』だと通りやすいしね」
まず着手したいのはヤジの禁止だ。「ヤジだけは認めない。俺が答弁する時にヤジるやつがいたら許さないよ。やってきたら『コソコソ隠れてるんじゃない』と立たせてやる」。当選することを信じて、早くも鋭い眼光を光らせた。
出馬表明以来、無休で駆け抜けた80日間。31都道府県、3万3637キロに及ぶ旅を終えた。「体力に自信がついたよ」。最後の最後は東京ドーム前の事務所であいさつ。完走した62歳に拍手が送られた。
(2010年7月11日06時04分 スポーツ報知)
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