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最終更新:2010年7月10日(土) 22時14分

宝塚・放火事件、「逮捕も覚悟だった」

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 兵庫県宝塚市で家族3人が死傷した放火事件。逮捕された中学3年の長女とその同級生の少女は、事前に相談して計画を練り、犯行に及んでいたことが警察への取材で明らかになりました。

 9日に自宅に放火した疑いなどで逮捕された宝塚市の中学3年の女子生徒(15)とその同級生の女子生徒(14)は、10日朝に身柄を検察庁に送られました。

 放火によって女子生徒の母親(31)は死亡、内縁の夫(39)は重体、二女(9)も重傷です。2人はこの事件を起こした後、およそ500メートル離れた同級生の自宅にも火を放とうとしていました。

 「様子がおかしいので下に降りていったら油がまかれていた、キッチンに。相手の女の子としかしゃべっていない。『自分の家に火をつけた』と」(同級生の少女の父親)

 警察が駆けつけた時、2人は家から持ち出した包丁も隠し持っていて、家族を刺すつもりだったことも認めているということです。

 女子生徒は犯行直後、「自宅の階段に火をつけました」と自ら110番通報。同級生も取り調べに対し、「2人で相談してやった。逮捕も覚悟だった」と話しているということです。

 警察は、2人が入念に準備し、冷静に犯行に及んだ、その動機について詳しく事情を聴いています。(10日17:35)

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