中日・堂上直「夢かなった」V三塁打で初お立ち台
2回、堂上直は左中間に先制の3点適時三塁打を放つ |
<中日7−1巨人>初々しいヒーローの誕生が、巨人猛追の合図だ。21歳の堂上直が2回1死満塁の第1打席、左中間を破る走者一掃の決勝三塁打。今季最多3万8326人の前で初のお立ち台に上がり、さわやかな笑顔をはじけさせた。
「ずっとこの舞台でこの場に立ちたいと思っていた。その夢がかなってとてもうれしいです」
井端の負傷離脱後の6月16日に1軍昇格。同18日にプロ初安打、27日には広島・ベイルからプロ初本塁打を放つなど、一歩一歩ステップアップしてきた。低打率でも一貫して二塁でスタメン起用されるなど、落合監督の期待は大きく、未来の主軸候補として英才教育を受けている。
「ずっと出させてもらっていたけど、いいところでなかなか打てなかった。初めてチームに貢献できたと思う」
若者に勢いづけられた打線は11安打7得点。投手リレーもピタリと決まり、このカード4度目にして初の勝ち越し。連勝で、最大8あった巨人とのゲーム差を5・5まで縮めた。逆転Vへの扉は、まだ閉ざさない。
試合結果
[ 2010年7月11日付 ]
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