放火の中３女子　事件前にも数回計画

　兵庫県宝塚市の住宅で３人が死傷した放火事件で、殺人未遂などの疑いで逮捕された中学３年の女子生徒（１５）と同級生の少女（１４）が「事件前にも何回か放火を実行しようとした。夜中に起きられずに断念したこともあった」と供述していることが１０日、宝塚署への取材で分かった。２人が身柄を確保された際、それぞれ包丁を持っていた理由について「火を付けるところを見つかったら家族を包丁で殺そうと考えていた」と供述していることも判明。宝塚署は２人が親への嫌悪感や家庭への不満を背景に、以前から強い殺意を持っていたとみて調べている。

　同署は１０日、殺人容疑を追加し、２人を送検した。

[ 2010年07月11日 ]