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最終更新:2010年7月8日(木) 20時13分

大阪・道頓堀でタクシー暴走、7人けが

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 8日未明、大阪・ミナミの繁華街をタクシーが暴走し、歩行者を次々とはねて、7人がけがをしました。運転手は、「車が急に加速してブレーキも効かなくなった」と話しているということです。

 午前1時半頃、大阪市中央区道頓堀で、タクシーが突然スピードを上げ、歩行者を次々とはねました。

 これは、ビルの1階にある飲食店案内所の中に設置された防犯カメラの映像です。タクシーが突っ込んでくる様子が映っています。この事故で、タクシーに乗っていた客2人と歩行者のあわせて7人が軽いけがをしました。

 「(スピードは)40キロ以上は出ていた。後ろ(の客)は大丈夫そうで、運転手のおっちゃんだけ痛そうな感じだった」「(運転手が)出てきたら、『エンジンがおかしいねん』って警察に」(近くにいた人)

 警察の調べによりますと、タクシーを運転していたのは73歳の男性で、「事故直前に急に加速してブレーキも効かなくなった。橋の欄干に車体をぶつけて止めようとしたが、止まらなかった」と話しているということです。

 この運転手は今月3日にも、「アクセルを踏んでいないのに吹き上がる。ブレーキの効きが悪い」と会社に不具合を報告し、車を点検に出したばかりでした。

 「2、3個、部品を替えている。試運転して異常ないと。車は修理OKという形で。そういう(事故での)異常は考えられないというのが今の見解です」(タクシー会社の担当者)

 男性はタクシー運転歴25年のベテランですが、事故当時は定員を超える5人の客を乗せていました。警察は、車の整備に問題がなかったかなど詳しく調べています。(08日18:02)

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