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キックボクシング元世界チャンピオンの太賀純さんに感謝状、川に転落した男性救助/横須賀

2010年7月8日

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　横須賀市平作に住むキックボクシングの元世界チャンピオン太賀純さん（56）が８日、川に転落し意識を失っていた男性を仲間とともに救助したとして、横須賀市中央消防署（同市米が浜通）から感謝状を贈られた。

　同署によると、事故が起きたのは６月９日午後７時半ごろ。同市衣笠栄町の平作川に、30代の男性が橋から誤って転落した。

　近くの居酒屋で食事をしていた太賀さんと友人２人は「川に人が落ちた」との通行人の声を聞き現場に直行。橋から約４メートル下の水面にうつぶせの状態で浮かんでいる男性を目撃し、居酒屋にあった木製はしごを使って男性のもとへ駆け下りた。

　男性は意識がなかったが、２人が男性の首などを支えながら太賀さんが人工呼吸を繰り返したところ、約10分後に意識が戻ったという。

　太賀さんは23歳のときにキックボクシングのミドル級の世界王者になり、現在は「横須賀太賀ジム」（平作）の会長を務めている。「当たり前のことをしただけ。男性は息もしていなかったので夢中になって救助した」と話していた。

　この日、友人２人も同署から表彰された。

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