2010年5月12日 20時1分 更新:5月12日 23時48分
UCC上島珈琲は12日、大手出版社の文芸春秋と共同開発したチルドタイプのカップ入りコーヒー「東大合格生の飲むコーヒーはかならず美味(おい)しいのか?」を、17日に全国のコンビニエンスストアで発売すると発表した。
文芸春秋のヒット作「東大合格生のノートはかならず美しい」などの著者・太田あやさんが、取材でコーヒーを飲む東大合格者が多いことに気づいたのが開発のきっかけ。UCCで調べたところ、東大合格者は集中力を高めるためコーヒーを飲む割合が一般の中高生より高く、脳の活性化に役立つ糖分をチョコレートなどで意識的に摂取していることがわかったという。
新商品は、集中力が高まるよう深炒(い)りレギュラーコーヒーを通常の2倍使い、脳の活性化のためブドウ糖を配合。パッケージは本の表紙に合わせた。200ミリリットル入りで、税込み希望小売価格は168円。UCCは「受験生だけではなく、集中力を高めたい社会人にも飲んでほしい」と話す。文芸春秋は、コクヨと共同で同著をもとにしたノートも開発している。【井出晋平】