縄文から現代までフィギュア展
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縄文から現代までフィギュア展

7月9日 16時2分

縄文時代の土偶から現代のアニメのフィギュアまで、人形の歴史を紹介する展示会が京都市で10日から開かれるのを前に、9日、報道関係者向けに内覧会が開かれました。

この展示会は、10日から京都市中京区の京都国際マンガミュージアムで開かれます。縄文時代の土偶から現代のアニメのフィギュアまでさまざまな時代の人形およそ600点が展示され、信仰の対象から愛好家の収集の対象に変わる歴史をたどることができます。このうち、青森県の遺跡から出土した縄文時代の土偶は、女性をかたどっていて五穀豊じょうや子宝を願う儀式で使われたとされています。また、人の形をした木製の板は、奈良時代から平安時代にかけて、けがれや不幸を封じ込めて無病息災を願うため、川に流したり燃やしたりするのに使われたということです。このほか、明治時代のコレクターが集めた各地の郷土人形や、フィギュア人気が高まるきっかけになったという動物たちのフィギュア、それに高さ190センチのアニメの主人公のフィギュアなども展示されています。京都国際マンガミュージアムの伊藤遊研究員は「現代のフィギュア文化の源流は太古の昔にあったことに注目して見てほしい」と話していました。展示会は、10日から9月26日まで開かれます。