自然の林の中でカブトムシやクワガタに触れることができる山口県萩市の「むつみ昆虫王国」が、10日から開園しました。
「むつみ昆虫王国」は、萩市内の自然の林を利用して昆虫を放し飼いにする施設で、毎年夏の時期だけ開園します。オープン初日の10日は山口県内各地から大勢の家族連れなどが訪れ、テープにはさみを入れて開園を祝いました。この昆虫王国の中には3つの施設があり、このうち、1200平方メートルのくぬぎ林をネットで覆った「カブト虫ドーム」には、およそ500匹のカブトムシが放し飼いにされていて、訪れた人が自由に触ることができます。子どもたちはさっそくカブトムシを捕まえて自分の服の上を歩かせたり、2匹でけんかさせたりして楽しんでいました。中には、手でつかんだカブトムシが飛ぼうとする姿を珍しそうに眺める子どももいました。このほか、施設の中には世界最大といわれる体長15センチほどの「ヘラクレスオオカブト」なども展示されていて、子どもたちが目を輝かせながら見入っていました。「むつみ昆虫王国」の内田忠会長は「生きた昆虫と触れ合うことで、生き物の扱い方を知ってほしい」と話していました。