2004年、集英社発行の「増刊ヤングジャンプ漫革」に作品(『キラキラ』)が掲載され、念願のデビューを果たしました。その後、漫画家の方々のアシスタントを経験しながら、年に1〜2回のペースで作品を発表。2006年には、『BAD TEACHING!!』で「ヤングジャンプ」本誌での3回シリーズ掲載が実現しました。そしてついに今年、念願だった連載スタートが決定!「月刊ヤングジャンプ」4月号から、映画化もされた『ひゃくはち』を描いていく予定です。こんな風に順調なステップアップができているのは、OSCDで学んだことが結果として現れているのだと思います。何しろ、入学するまでは“絵を描くことが好き”という程度だったので、最初は周りの上手さに圧倒されるばかり。漫画に対して熱く、真摯な姿勢の先生や仲間たちに囲まれて過ごした環境が、僕を成長させてくれたんですね。先生方は、一人ひとり、その人の個性が活かせるように指導してくれ、技術面だけでなく、精神面についても多くのことを教わりました。
2005年、集英社が発行する月刊誌『Cookie』増刊号『CookieBOX』に作品が掲載され、念願のデビューを果たすことができました。以来、増刊号レギュラーとして、年3作をコンスタントに発表してきて、今回、新作「Valentine Dynamites!!」で別冊から『Cookie』本誌掲載をゲット!次は“巻頭カラー・100ページ読切”をめざして、着実にステップアップを続けていくべく奮闘しています。これから漫画家をめざそうというみなさんに、何か私がアドバイスできるとしたら、「漫画は、枚数をこなせばテクニックは自然に身についてくる。大事なのは一つの作品を完成させるたび、そこから必ず何かをつかみ取ること」。一作、一作、描くたびに成長するのは、いまもOSCD時代と一緒です。この学校に行って本当に良かったなと感じるのは、先生方から作品を徹底的にケナされながらも「負けるもんか」と本気でがんばれたこと。現在は、担当編集者を相手に真剣勝負をしていますが、在学時に先生方とやりとりした経験が、そこで役に立っています。これからもいろんなジャンルに挑戦して、作品の世界を大きく広げていきたいですね。