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神社式典出席訴訟 22日判決

7月8日 17時37分

石川県白山市の市長が神社の式典に出席したことが政教分離を定めた憲法に違反するかどうかが争われ、2審で憲法違反の判決が言い渡された裁判は、今月22日に最高裁判所で判決が言い渡されることになりました。

この裁判は、平成17年に石川県白山市にある「白山比*め(しらやまひめ)神社」で行われた神社の大祭を準備する式典に、白山市の角光雄市長が出席したことをめぐり、住民が政教分離を定めた憲法に違反すると訴えたものです。1審は訴えを退けましたが、2審は「式典は宗教団体である神社の活動として行われたもので、特定の宗教団体への援助を禁じた憲法に違反する」と判断して、市長を車で送り迎えした職員に支払われた手当、2000円を返還するよう市長に命じました。この裁判で双方の主張を聞く弁論が8日、最高裁判所で開かれ、判決は今月22日に言い渡されることになりました。2審の判断を変える際に必要な弁論が開かれたため、憲法違反だと判断した2審の判決が変更される可能性があります。*「め」は口へんに羊