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ひき逃げ容疑 米軍用車を検証

7月8日 20時36分

ことし3月、沖縄県名護市で、軽乗用車がアメリカの軍用車とみられる車に追突され、親子3人がけがをしたひき逃げ事件で、警察は、事件から4か月たった8日、アメリカ軍の許可を得て、同じタイプの軍用車を詳しく調べています。

この事件はことし3月、名護市辺野古の国道で、軽乗用車が追突され、親子3人がけがをしたもので、警察は、アメリカの軍用車によるひき逃げ事件とみて、運転していたアメリカ海軍の3等兵曹の女から任意で事情を聞くなどしてきました。警察は、事件を解明するため軍用車の検証が必要だとして、アメリカ軍に対応を要請してきましたが、アメリカ軍が、軍の機密にかかわることで、部内での調整が必要だと主張したため、日米間で話し合いが続けられてきました。その結果、事件から4か月たった8日、アメリカ軍が検証を許可し、警察は、夕方から沖縄のアメリカ軍牧港補給地区で、同じタイプの軍用車を詳しく調べ、運転席からの視界の状況や、ブレーキの性能などについて確認しています。警察の調べに対し、兵士は「宿舎でウイスキーを飲んだあと、気分を晴らすため、勝手に車を持ち出した」と供述しているということで、警察は、近くこの兵士をひき逃げや飲酒運転などの疑いで書類送検する方針です。