兵庫県宝塚市の住宅で火事があり、この家に住む30代の夫婦と小学生の次女とみられる3人が大やけどをし、このうち2人が意識不明の重体となっています。警察は、15歳の中学生の長女が同級生の少女といっしょに火をつけたことを認めたため、容疑が固まりしだい、放火などの疑いで2人を逮捕する方針です。
9日午前3時前、兵庫県宝塚市の木造2階建ての住宅から火が出て、2階の部屋などあわせておよそ30平方メートルが焼けました。この火事で、この家に住む30代の夫婦と小学生の次女(9)とみられる3人が全身に大やけどをして病院で手当てを受けていますが、このうち夫婦とみられる2人が意識不明の重体になっています。この家は4人暮らしで、火事のあと、15歳の中学3年生の長女の行方がわからなくなったため警察が捜したところ、同じ中学校の同級生で14歳の少女の家で見つかり、事情を聴いた結果、2人が火をつけたことを認めたということです。長女は「家族に対して不満があった」などと話しているということで、警察は、殺人未遂と放火の疑いで逮捕状を請求し、容疑が固まりしだい2人を逮捕する方針です。