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最新号:2010年7月 8日号
2010年6月24日号
市立博物館では、全天周映画「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」を今年4月から上映。通常の土日は300人から400人の客足だったが、「はやぶさ帰還」が頻繁にメディアに取り上げられるようになった今月からは、土日で1400人を超える人出となった。同館ではプラネタリウム内でも「はやぶさ」をテーマにした企画を開催。遠方からも多くの人が集まり、映画は追加上映を繰り返しても追いつかないほどの大反響を呼んでいる。来場した40代の男性は「ミッション全体のことを知りたくて、映画を観にきた」と興味津々の様子。中学2年の少女は「(はやぶさの分析などを市内でやることを知り)相模原がそんなにすごいところだと知り嬉しい」と感動の表情を浮かべていた。映画の上映は来月16日までだが、同館では期間延長も検討しているという。
「はやぶさ」の帰還をうけて、加山俊夫市長は「市としても、とても誇りに感じており、この事業に関わられた多くのスタッフの皆様に深く敬意を表します」と祝福と感謝の意を表した。18日からは「夢と希望をありがとう はやぶさ」と記した横断幕を市役所の正面玄関に掲示し、関連資料などを庁舎内で展示。資料を観に来た40代の女性は「市を挙げて盛り上げるのはとても素晴らしいこと。はやぶさの誕生の地ということで、もっともっとPR活動をしてほしい」と“はやぶさフィーバー”を歓迎した。
JAXA相模原キャンパス内に展示されている「はやぶさ」の模型にも今月から見学者が殺到している。来場者は普段の2〜3倍に上っており、模型を被写体にシャッターを切る人が後を絶たない。JAXAによると回収されたカプセルの分析は「半年以内には終わる」としているものの、“はやぶさフィーバー”に至っては、しばらく収まりそうにない。