「布川事件」再審初公判 意見陳述で桜井昌司さんと杉山卓男さんが無罪を主張
43年前(1967年)、茨城県で1人暮らしの男性が殺害され、現金が奪われた「布川事件」で、無期懲役判決を受けた男性2人に対する再審の初公判が、9日午後から水戸地方裁判所土浦支部で始まった。
桜井昌司さんは「いよいよ始まるという、そういうわくわく感があります」と話した。
杉山卓男さんは「43年前(の事件で)ここで有罪判決を受け、またここ(再審)へやっとたどり着いたわけですから」と話した。
意見陳述では、仮釈放された桜井昌司さんと杉山卓男さんはともに、「人殺しの犯人ではない」などと無罪を主張した。
再審では、検察側が新たに遺留品4点のDNA型鑑定を求めていて、裁判所が認めるかどうかが焦点となる。
(07/09 14:16)