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口てい疫で夏祭りの人出半減

7月10日 11時19分

口てい疫の影響で、全国有数の畜産地、宮崎県都城市では夏祭りが様変わりし、人出も例年の半分ほどに減りました。

都城市では、先月、口てい疫の疑いがある牛が見つかって処分され、その後、感染の広がりのないことが確認されたことから、今月2日に家畜の移動制限が解除されました。市内では毎年この時期、「おかげ祭り」という催しが開かれ、みこしや「跳ね人」と呼ばれる踊り手が登場して多くの観光客でにぎわってきました。しかし、一時期ほどの感染の広がりはないものの、県の東部などでは、口てい疫の終息が確認されていないことから、ことしは規模を縮小し、みこしなどを出さないことになりました。祭りの当日の9日夜は、「口てい疫終息」や「がんばろう宮崎」と書かれた看板を取り付けた高さ4メートルの山車が、3キロ余りの道のりを進みました。山車は消毒など、感染拡大の防止策を徹底したということですが、主催者によりますと、沿道の人出は、例年の半分ほどのおよそ1万5000人だったということです。祭りの主催者は「来年こそは活気と観客を取り戻したい」と話していました。