こんがりと香ばしく焼き上がったサバ=大野市本町の大亀屋で
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2日は夏至から数えて11日目の「半夏生」。江戸時代から、半夏生にサバの丸焼きを食べる風習がある大野市の鮮魚店で1日、こんがりと焼き上がったサバが店先に並び、買い求める人たちが次々と訪れた。
同市本町の鮮魚店「大亀屋」では、店先に炭焼きの炉を出し、体長40センチほどのサバが次々と焼かれた。1日は300匹が売られ、2日は午前2時から準備を始め、1200〜1300匹を焼き上げるという。
江戸時代に大野藩主が、藩の飛び地だった現在の越前町からサバを運ばせ、田植えで疲れた農民に食べさせたのが始まりとされる。 (正津聡)
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