麻薬の密売を繰り返したとして、府警と警視庁などは9日、指定暴力団住吉会系組長、小島登雄(57)=東京都江東区=と同組員、須田弘一(41)の両被告=いずれも覚せい剤取締法違反罪などで公判中=を麻薬特例法違反(業としての譲渡)の疑いで大阪地検に追送検した。
容疑は09年3月から今年2月にかけて4回にわたり、大阪市の元組員の男(62)らに覚せい剤約1キロと乾燥大麻約100グラムを計約1800万円で売り渡した、としている。
府警薬物対策課によると、小島容疑者らは全国の密売人らに麻薬を卸すグループ。今年2月に逮捕されるまでの約1年3カ月で、約1億3600万円を売り上げていたという。
毎日新聞 2010年7月10日 地方版