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連続わいせつ:小学教諭、容疑で再逮捕へ 東京・多摩地区

 東京・多摩地区で08年秋以降、小中学生の少女が体を触られるなどの被害が5件相次いだ事件で、八王子市内の住居に侵入したとして現行犯逮捕された稲城市立小学校の教諭の男(29)のDNA型が、5件の現場の残留物と一致したことが警視庁捜査1課の調べで分かった。同課によると、男はうち数件への関与をほのめかす供述をしているという。同課は強制わいせつなどの容疑で再逮捕する方針。

 警視庁によると、西東京市や小平市などの多摩地区では08年11月~今年1月、学校から帰宅して家に入ろうとした小中学生の少女が室内に押し込まれ、わいせつな行為をされる事件が少なくとも5件発生。同課は、犯人が事前に下見するなどして、家族の不在を確認していた疑いがあるとみて捜査していた。

 教諭の男は6月27日に八王子市のアパート敷地内に侵入したとして、南大沢署に住居侵入容疑で現行犯逮捕された。この事件については「のぞき目的でやった」と容疑を認めているという。【山本太一、内橋寿明】

 ◇児童らショック

 男が勤務する稲城市立小学校や市教委は、保護者会で説明するなど対応に追われた。

 記者会見した校長によると、男は03年の採用後、千代田区内の小学校に勤務。現在の小学校には今年4月に赴任し、5年生の担任をしていた。校長は「勤務態度はまじめで無欠勤だった。優しい先生だった。残念」とうつむいた。同校は9日夜に保護者会を開き、事件について説明した。

 同校の5年生の男子児童(11)は「眼鏡が似合うかっこいい先生だった。男子とも女子とも仲が良くて、人気があった。休み時間も一緒に遊んでくれる先生だったのに」とショックを受けていた。

 男が今年3月まで勤務していた千代田区内の小学校の副校長は「夜遅くまで授業の準備をするなど仕事熱心だった。まじめでさわやかな好青年だった。信じられない」と話した。【伊澤拓也】

毎日新聞 2010年7月9日 19時53分

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