蓮舫行政刷新担当相が９日、秋田市のアゴラ広場で街頭演説し、民主党政権の事業仕分けの成果を強調した上で、「まずは皆さんに（現状を）知ってもらった。今度はこれを改める番だ」と、集まった聴衆に呼び掛けた。

　蓮舫行政刷新担当相は民主党が参院で過半数を取れなかった場合に言及。参院の改選が３年ごとのため、「（ねじれ国会となれば）税金の浪費、行政の無駄、改善する点はすべて明らかになっているのに、それを改善するための法律が３年間、通らなくなる」と訴えた。

　秋に行う特別会計の事業仕分けにも触れ、「皆さんに見える形で、ゼロベースで、この国の在り方を一から問わせてもらうための仕分けを全力で行う」と決意を語った。主催者発表によると、聴衆は約４千人。

　参院選本県選挙区に立候補している民主党現職の鈴木陽悦候補応援のため来県した。