【スポーツ】200人が異例の謝罪 大相撲名古屋場所「土俵祭り」2010年7月10日 12時52分
大相撲名古屋場所開幕前日の10日、土俵の安泰を祈願する恒例の土俵祭りが愛知県体育館で行われ、日本相撲協会の村山弘義理事長代行や、横綱白鵬ら十両以上の全力士、全親方ら約200人が賭博問題など一連の騒動を謝罪した。 関係者が立ち上がり深々と頭を下げた。村山代行は「不祥事で理事長が頭を下げることなど今回限りにし、反社会勢力との関係で批判を浴びることもなしにしたい。この場所を生まれ変わるスタートにしたい」と強く協会員に自覚を求めた。 土俵祭りは通常、理事長や審判部の親方など一部の関係者だけで行われるが、賭博に関係ない力士らも参加する異例の形になった。 向正面のます席に座った白鵬らは行司による儀式を厳しい表情で見つめた。一般にも公開され例年の2倍となる約1000人が見守った。 【土俵祭り】 大相撲の本場所初日前日に会場となる土俵で執り行う。五穀豊穣(ほうじょう)や国家平安、土俵の無事を祈願。神官の装束をまとった行司が土俵の四隅へ酒を献じたり、縁起物のカヤの実など六品を「鎮め物」として納めたりする。 (中日新聞)
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