橋下知事「増税よりカジノだ」有識者検討会で議論
大阪府は9日、カジノ設置構想を議論する有識者検討会の第1回会合を府庁で開いた。あいさつで橋下徹知事は「国は増税とばかなことを言っているが、稼ぐ方法を考えるのが政治家の知恵の見せどころ。増税よりカジノだ」と述べ、実現に強い意欲を示した。
府はベイエリアでのカジノ設置を目指しており、カジノの是非や周辺地域への影響なども含めて検討し、関係者の理解を得たい考えだ。
橋下氏はこれまでフランス、シンガポールのカジノを視察。「大阪なら1500億円稼げる。世界の富裕層から金を巻き上げればいい」などと述べてきた。この日の会合でも「是が非でも大阪に」と強調した。
検討会は府市長会の会長倉田薫池田市長やPTA、大学教授、旅行業協会らで構成。第1回会合では府がカジノをめぐる国の動きや海外の事例について紹介した。
[ 2010年7月10日付 ]
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