カテゴリー「飛行船」の記事

2010年7月 9日 (金)

飛行船、Blimpものつくり(26) 日本飛行船、、本日の飛行船、、また飛ぶ日が その3

本日の飛行船です。

三角フレームの#4、#5、#6が残っています。

Dsc07204s

 

ロンジェロン(縦貫通材)の一部を取り外しました。

Dsc07208s

 

船体後部の構造です。後部ランディングギアとの接続、2本のバーチカルパイプが見えます。そして4つの黒い点(2つの縦の楕円状の白いエンベロープ部のところ)はテールフィンを付けているブラケットです。この4点でテールフィンが取り付けられている。尾部補強構造のプロペラの様な黒い内部構造はテールフィンの受けた力を船体構造に伝えるための重要な構造です。Dsc06970s

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2010年7月 7日 (水)

飛行船、Blimpものつくり(25) 日本飛行船、、本日の飛行船、、また飛ぶ日が その2

飛行船の状況です。

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Dsc06619_1__2

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2010年6月 7日 (月)

飛行船、Blimpものつくり(24) 日本飛行船、、本日の飛行船、、また飛ぶ日が

本日(6月6日)の飛行船です。

飛行船は何も悪くないので温かく見守ってほしいと思います。

Dsc06129s

また皆さんに期待される何かの新しい価値をつけてそして元気よく飛ぶ日が期待できますので応援をしてください。

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2010年6月 3日 (木)

飛行船、Blimpものつくり(23) 日本飛行船、、本日の飛行船

本日の飛行船のショットです。どことなく寂しいかな、、、

Dsc06119_1s_2

 

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2010年5月23日 (日)

飛行船、Blimpものつくり(22) 本日の飛行船と 鴻巣市のポピーまつり

本日、飛行船は晴海埠頭からホンダエアーポートに帰投してきました。

Dsc06097_1s

昨日、パラモーターで近くを飛びましたので、今日は地上から訪問です。

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2010年5月21日 (金)

飛行船、Blimpものつくり(21) ツエッペリンNT 飛行船 温度とリフト

飛行船は温度に敏感です。ツエッペリンNTはエンベロープ容積がトータル8400㎥あり、バローネ ットが15%の時ヘリウムの容積は約7200㎥ですので、ヘリウムが外気温と1度C違うと30Kgの浮力が異なります。

この計器をEPI-TUと呼びます。左がヘリウムのスーパーヒート(外気温から何度高いか低いか)を表し、右がOAT,すなわち外気温です。

Dscf5761ss

 

どこにあるかというと、2009年2月25日の記事でも示した写真の左機長の右腕付近、、

 

Zeppelin1fl_2

 

小さい計器ですがこれが示す数値は、今から飛ぶペイロード(乗客、水バラスト、燃料、荷物)で飛行ができるかどうかの判断になる重要な計器です。ウエイトアンドバランスといい、バラストの水、燃料、ヘリウムの量などでちょうど良いスタティックヘビネス(静重量)、350Kg程度に調整します。

飛行中にも注意しましょう。地上にいるときは太陽光などでヘリウムは暖められますが、飛行中は高度も有り、冷やされます。もしスーパーヒートがかなり小さくなると浮力がなくなるのでパイロットは焦るのです。でも、燃料も消費するし、水バラストもあるのでバランスはできます。スーパーヒートが小さくなってそれから大きくなるともっと焦るかもしれません。飛行船が浮いちゃいます。でも最後はエンジン(左右のプロペラの)マイナス推力でカバーしますのでご安心を。これはツエッペリンNTがプロペラのスイベル機構を有するから可能になっています。

 

 

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2010年5月 4日 (火)

飛行船、Blimpものつくり(20) ツエッペリンNT 飛行船 近況

比較的最近の写真です。いざ、連休に向け晴海へ。

システムチェック。スイベルアップ。

Dscf5627ss

 

マストオフ後、サイドプロペラピッチリバース。地上に自律している状態です。HTAのやじろべえ(重心を支点より低く保つ)とは違いますがLTAのやじろべえ状態と言えます。

Dscf5639ss

 

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2010年4月21日 (水)

飛行船、Blimpものつくり(19) ツエッペリンNT 飛行船 晴海埠頭

比較的最近の飛行船です。晴海埠頭での着陸態勢を捉えています。

Dscf5471s

着陸モードにセットし、ホバリングしながら周囲の風を読み感じて船体を徐々に着陸地点にコントロールしていきます。

Dscf5475ss

 

カメラのビデオモードからキャプチャーした連続写真です。慎重に着陸していきます。

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パラモーターもそうですが、周囲の木や橋、丘などで風が変化し、それを予測し、できればそれを避けることが鉄則です。主にローターと呼んでいます(障害物の後方にできる不規則な渦)。読み間違えると空飛ぶバイクのようなパラモーターではケガの元です。一方、長さ75mの船体は小さな変化にも反応します、それは操縦でカバーしますが、大きな変化に対応するためにそれなりのマージンを持って着陸体制に入ります。

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2010年4月 1日 (木)

飛行船、Blimpものつくり(18) ツエッペリンNT 飛行船 東京の中心、初の晴海埠頭の離着陸を目指す

桶川でとらえた、初の晴海埠頭着陸を目指すツエッペリンNTです。

パイロット、グランドクルー、整備士、技術、運航、メーカー、その他のバックアップの人達の思いを込めての離陸と思います。皆さん、見送っていました。

マストオフ

Dscf5377_2

 

右旋回から荒川の上に

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東京方面へ

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成功を祈ります。

 

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2010年3月11日 (木)

飛行船、Blimpのものつくり(17) ツエッペリンNT 内部構造とバローネットの機能

三本の桁(ロンジェロン)が前で一つになります。このノーズの部分で一つの構造になることにより、マストに係留中にマストからの力を飛行船全体構造へ均等に伝え、分散することができます。このことにより、台風に近い風の中でもモアリングとフライオン(マストに係留されたまま風の中に漂うこと)することが可能になります。

Photo02s

手前下に見えるのが前に配置されたバローネットです。

バローネットには5つの主な機能があります。

一つ目は飛行船の前後のトリム(ピッチトリム)を取るためにあります。すなわち飛行船の前後アンバランスを補正します。これはパイロットがそのバルブを開閉することでバランスを取ります。なお、圧力は一定である必要があるため一方に空気を送り込めば一方は自動的にバルブを開いて、空気を大気に逃がします。

二つ目はヘリウム容積の増減を吸収するためにあります。すなわち、船体の形状を維持するためにエンベロープ全体の容積はほぼ一定である必要があります。ヘリウムが少ない場合はバローネットを空気でふくらませて全体として同じ容積を保ちます。

三つめは、ヘリウムが閉じこめられている部分が圧力や温度で容積が変化しますのでそれを吸収するためにあります。上昇すれば確実にふくらみます。これの補正を行います。

飛行船がどんどん上昇すればバローネットがどんどん小さくなり、最後は前後のどちらかがペッタンコになります。この時が飛行船の上昇限界高度になります。標準大気条件での仕様(カタログでの数値)は決まっていますが、実際は低気圧や高気圧の中を飛んでいるし、気温は違う、太陽光の当たり方、雲、昼夜、雨、湿度、ヘリウム純度、スーパーヒートなど、様々な条件で上昇限度は刻々と変化します。

四つ目は、エンベロープ全体の圧力を制御する役目があります。だいたい200~600パスカルくらいの範囲ですが、これはエアーバルブの開閉圧力を指示することで行います。自動制御モードもあります。

もちろん5つ目としては少し趣が違いますが、空気バリアーおよびヘリウムバリアーでなければなりません。また、形状がしょっちゅう変わるので、耐久性も要求されます。

(注記:写真は飛行船の構造などを説明するためにAirship Ventures Inc.の web siteの写真を引用しました。)

Note:This photo shows the internal structure of Zeppelin-NT, partially taken from Airship Ventures Inc. web site. Explanation here is original  but contents are known at public publications such as magazines, papers, Zeppelin web site, etc. If anything for comment, please send it via comment column. I will respond.)

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