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経済

CATVのアナログ放送 2015年3月まで継続 1800万世帯 完全移行先送り

(07/10 07:17、07/10 07:37 更新)

 総務省は9日、来年7月24日の地上デジタル放送への完全移行後も、2015年3月末まで、ケーブルテレビ(CATV)約220社の加入1800万世帯でアナログ放送が受信できる暫定措置を決めた。地デジ受信機の世帯普及率はエコポイント効果で83・8%(3月末)と順調に推移しているが、移行時の混乱や不法投棄問題への懸念は根強く、完全移行は事実上先送りとなった格好だ。

 暫定措置は地デジの電波をCATV会社でアナログ波に変換し、デジタルとアナログの両方の電波信号を同時に送る「デジアナ方式」。テレビが地デジに対応しているかどうかにかかわらず、番組を見ることができる。

 同省は今年3月、全国のCATV会社538社に同方式を採用する意思があるか確認。大手を中心に221社が導入の意思を示した。同方式の導入は変換装置の導入などで1千万円程度の負担となるため、同省は本年度で総額18億円の整備事業費を計上。導入企業に経費の3分の2を助成し、来年7月までに221社すべての整備を終える方針だ。

 同省によると、国内全世帯の35%が暫定措置の対象になる見通し。道内では最大手ジュピターテレコム(東京)子会社のジェイコム札幌(8万2千世帯)が暫定措置の導入を明らかにしている。

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