広島市は8日、南区のマツダスタジアム周辺のにぎわいづくりを考える検討委員会(委員長・渡辺仁史早稲田大教授)の2回目の会合を市役所で開いた。プロ野球の試合がない時期の活性化策について意見を交わした。
学識経験者や地元住民のほか、隣接地に予定する集客施設の開発を担う三井不動産(東京)の委員たち計10人が出席した。市の事務局が、昨年9月の初会合などで出たアイデアを整理した資料を配り、意見を求めた。
委員からは「市民が周辺でイベントを開きやすくする助成制度を」「周辺に飲食店が少ない。屋台村をつくってはどうか」との提案があった。集客施設の着手時期について開発事業者の三井側は「市と相談しているところ」と述べた。
検討会は8月末以降に最終の会合を開き、提言をまとめる。市は来年度当初予算案に反映させる意向でいる。
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