
広島市西区商工センターに9日、家電量販店デオデオを核テナントにした商業ビル「HOCS(ホックス)館」が開業した。近くには家電最大手のヤマダ電機(群馬県高崎市)の店舗もあり、市西部での家電販売競争が激化する。
デオデオアルパーク南店では午前10時の開店時に約2500人が列をつくり、特売の薄型テレビなどの売り場に向かった。西区のパート社員、宮武貴子さん(37)は「安値の炊飯器が目当て。競争でサービスを良くしてほしい」と話していた。
同店はヤマダ電機テックランドアルパーク前店から約150メートルの距離にある。ヤマダもこの日、特売セールを始めた。
ホックス館は卸業者でつくる協同組合広島総合卸センター(232社)が建てた。鉄骨3階建てで、売り場約5100平方メートルのうち2、3階の約4800平方メートルにデオデオが入る。
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【写真説明】デオデオアルパーク南店に入るため長い列をつくる買い物客=9日午前10時5分(撮影・奥村菜穂)
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