広島市南区の広島駅南口Bブロック市街地再開発事業で、計画しているビル2棟の着工目標時期が、従来の本年度中から2012年度へ2年間延びる方向となった。景気低迷で事業計画に見直しが必要になったため。再開発組合は、建設するビルの駐車場の縮小などを12日の総会で提案する。
ビル2棟の完成時期も、従来の12年度から15年度以降となる見通し。オフィス需要の低迷などを受け、コスト削減のために2棟のビルの施設を見直す。
提案する案は、54階建て複合ビル内のタワー型駐車場と、隣接する12階建てビル内の駐車場の面積を減らす方向。総事業費はこれまで通り約330億円規模を目指す。
08年3月に都市計画決定した計画では、450〜500戸のマンションやオフィスなどが入る54階建ての西棟と、約900台分の駐車場と商業施設が入る12階建ての東棟を建設するとしている。
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