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不正輸出 北朝鮮系貿易会社が経由先を指示
ぜいたく品として北朝鮮への輸出が禁止されているピアノを鳥取県の業者が中国経由で不正に輸出した事件で、別の不正輸出事件に関与した北朝鮮系の貿易会社が、今回の経由先を指示していたことがわかった。
この事件は、去年2月、中古ピアノ3台(60万円相当)を中国経由で北朝鮮に不正に輸出したとして、鳥取・境港市の古物業者「ファースト商会」経営者・坂山功瑳室こと尹原根容疑者と営業担当・香西典幸容疑者(42)が8日、外国為替法違反の疑いで逮捕されたもの。
その後の警察への取材で、福岡県や山口県の不正輸出事件に関与した中国の北朝鮮系貿易会社「大連グローバル」の担当者が、今回、関連会社である「大連スンデ貿易」を経由して輸出するように、尹容疑者に指示していたことがわかった。警察は、今回の不正輸出事件にも大連グローバルの担当者が関与しているとみて調べている。
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