東京・有楽町のディスコ「クラブディアナ」。サプライズで登場した2人の“あり得ない”光景に、フロアを埋め尽くした約100人の男女が大歓声を挙げた。
「私たちが2人でここに立ってるのって、すごくな〜い?」。ノリノリで歓声に答える国生は、新田と何度も見つめ合い抱き合う。そして、代表曲「セーラー服を脱がさないで」をデュエット。さらに、重大発表として「2人でユニットなんぞ組んでみようかな」と宣言した。まさに“歴史的和解”の瞬間だった。
それもそのはず。2人は1985年の結成当時からおニャン子クラブのツートップして君臨。ファンの間でもメンバー間でも“国生派”と“新田派”に分かれ、互いにテレビでも不仲のエピソードを語るなど、犬猿の仲で知られていたからだ。
和解のきっかけは、おニャン子メンバー11人が出演した缶コーヒー「ボス 贅沢微糖」のCM共演。国生は「25年ぶりに優しくさせていただきました。2人で楽しくできればと思った」と1月の撮影を振り返った。なぜ仲が悪かったか報道陣から聞かれた新田は「悪くなかったですよ。仲良くなかっただけ」とブラックすぎる回答で返した。
ユニット名もレコード会社も白紙の状態だが、国生は「AKB48がノリにノってますが、(プロデューサーの)秋元康さんといえば私たち(おニャン子)が元祖」と宣戦布告。おニャン子世代の30代後半から40代前半の男性がAKBのファン層として支えているからだ。2人で「私たちのことも忘れないで〜。もうワガママいいませ〜ん」と必死に訴えた。
気分がノってきたのか国生はおニャン子の同窓会を提案。「秋ごろやりたいね」と新田を見つめ、「メンバー集めてね。私、あんまり人望ないから。でも“新田派”だけ集めるのはやめて」と笑顔で付け加えた。
電撃和解に喜んだのか、おニャン子ファンで知られる国生の婚約者でコンサルタント会社社長、甲田氏が乱入。「今年の結婚はない」と話す国生とは対照的に「結婚しまーす」と堂々宣言。「僕はいつでもいいんですけど、来年のバレンタインデーが希望かな」と上機嫌に明かしていた。