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西都の制限解除 抗体検査で清浄性確認
(2010年7月6日付)
県は5日、西都市の感染疑い農場から半径3キロを中心に実施した抗体検査ですべて陰性を確認したと発表した。半径3〜10キロ圏内の臨床検査でも異常は確認されておらず、県は6日午前0時、西都市の感染疑い農場を中心とした家畜の移動・搬出制限区域を解除した。清浄性が確認されたのは4例目。
ただ、同市には宮崎市や国富町、児湯地域などを中心とした移動・搬出制限が残っており、市内ほとんどの地域で家畜の移動は制限される。
西都市は移動・搬出制限区域の解除に伴い閉鎖中だった同市内の公共施設32カ所のうち妻、穂北地区の18カ所を18日から再開する。隣接する児湯地域の制限解除が16日となっていることを考慮した。ワクチン接種圏外で牛や豚約1万頭が残る都於郡や三財、三納地区は宮崎市の制限解除後に施設を再開する。
橋田和実市長は「市内には牛や豚が残っており、宮崎市での発生を考えると気を緩めることはできない。再開する施設も出入り口での消毒を徹底する」と話している。