口蹄疫問題で、6月10日以降新たな発生がなく、清浄性検査でも異常がなかった日向市は3日午前0時、家畜の移動・搬出制限区域(発生農場から半径10キロ・同20キロ内)を21日ぶりに解除した。
市立図書館など開館を自粛していた47公共施設は、この日から一部を除き一斉に開館。待ちかねた市民らでにぎわった。黒木健二市長は「まずは第1段階をクリアし、ほっとしている。まん延防止に頑張った人々に感謝したい。今後は防疫活動の徹底と県全体の口蹄疫終息に向け努力したい」と話した。
市内財光寺にある食肉加工場は、移動制限区域から搬出制限区域になったため、市内養豚農家の出荷が可能になる。工場への受け入れは4日午後1時半開始予定。
毎日新聞 2010年7月4日 地方版