埼玉県美里町の寺で地蔵を壊したとして、県警捜査1課などは9日、器物損壊容疑で、同県本庄市の無職の男(34)を逮捕した。同課によると、男は精神疾患で通院歴があり、「悪霊を退治するためだった」と話しているという。
埼玉県北部では今年に入り、寺の地蔵が壊されたり、塗料がかけられたりする被害が相次いでおり、これまでに23件の被害届が出されている。同課によると、男はこれらの事件についても大筋で容疑を認める供述をしているという。
逮捕容疑は8日未明、埼玉県美里町の長勝院で地蔵2体をけって倒し、損壊させた疑い。
[時事通信社]