鳩山前総理との一日

July 06 [Tue], 2010, 22:25
10時50分から、由利本荘市、にかほ市で鳩山前総理と行動をともにした。
行く先々で、熱狂的な歓迎を受け、辞任をなさった前総理とは思えない一日。

高齢の方を見かければ、まっさきに自然体で近づき、同じ目線で語りかける。

こどもたちがいれば、よく来てくれたね、と話しかける。


新しい公共の概念を訴え、いのちを守る政治を訴えながら、あまりに誠実なために、普天間問題の解決に期限を切って取り組んだことが、鳩山政権の命を短くした。

わたしは、そのことが無念でならない。

鳩山前総理は、西目地区での街頭演説で、自身の不徳を詫びつつも、消費税について、民主党は、予算の組み替え、特別会計を含む、行財政の仕組みの改革を遂行することが先であり、やれるだけやったあと、なおも財源が不足し、安心安全の社会保障の実現のためには、どうしても税制改革をしなければならない時が来たら、その時に、消費税も含めた税制度全体について、国民の声を聞きつつ、議論を開始する、
そして、その議論の結果として、消費税という選択肢が不可避なときには、総選挙によって、国民の信を問う、ということが民主党の約束であり、それは、自分が総理として約束したことであるばかりではなく、民主党としての国民に対する約束である、
そのことは、菅新内閣においても、しっかりと継承されているはずであり、継承されるべきである、と明言をした。

そうだ。その通りだと、西目の道の駅を埋める600人を超す大聴衆がうなずいた。

鳩山前総理が行く先々で歓迎攻めにあったため、予定が大幅に遅れ、やむなく、私が訪問先を前総理よりも、一足先に退出して、街頭演説の会場に向かい、鳩山さんの到着まで、消費税の議論の出し方について、順序が違う、約束が違う、という皆様の声は正しい声であり、2007年、2009年と、政権交代を掛けた選挙で訴え続け、300を超すミニ集会でも私自身が、民主党のマニフェストに基づいて訴え続けてきたこの原点だけは、自分の生涯を掛けて、皆様にお誓いをさせて戴く、どうか、一陣笠議員にすぎない私ではあるが、人生を掛けてのこのお約束を信じて戴きたい、と申し上げたら、聴衆から大きな拍手を戴いた。

鈴木宗男さんが、いつも、民主主義は手続きが大事だ、とおっしゃる。

その通りだ。
マニフェストで訴え続けてきた、行財政の仕組みを変え、予算の組み替えを行い、特別会計の仕組みそのものに切り込んでいく、という約束を実現することが先である。

ここ数日の、心の中のもやもやが解消した一日であった。

最後は、鈴木ようえつ候補者との河川敷きでの街頭。

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