NHK首都圏のニュース　放送センター

• 
• 

小学校教諭 児童乱暴に関与か

東京の多摩地区で、おととしからことしにかけて小学生の女子児童らが体を触られるなどの事件が５件相次ぎ、現場に残されていた犯人のものとみられるＤＮＡの型が、先月、住居侵入の疑いで逮捕された２９歳の小学校教諭の男の型と一致したことが警視庁への取材でわかりました。
警視庁は、裏付け捜査を進めて強制わいせつなどの疑いで再逮捕する方針です。
東京の多摩地区では、おととしからことしにかけて下校途中の小学生の女子児童や女子中学生が男に体を触られたり、乱暴されたりする事件が５件相次ぎ、警視庁は、手口などから同じ男による犯行とみています。
警視庁によりますとこの事件について先月２７日、八王子市のアパートの敷地にのぞきの目的で侵入したとして住居侵入の疑いで逮捕された東京・稲城市の小学校に勤務する２９歳の教諭の男が、一部の事件にかかわったことをほのめかす供述を始めたということです。さらに、現場に残されていた犯人のものとみられるＤＮＡの型が、教諭の男の型と一致したということです。
警視庁は、今後、裏付け捜査を進めて教諭の男を強制わいせつなどの疑いで再逮捕する方針です。
男が勤務している東京・稲城市の小学校の校長と稲城市の教育委員会の担当者が１０日午後、記者会見を開きました。
このなかで、教育委員会は警察からは住居侵入の疑いで逮捕された事実しか連絡を受けていないとし、「逮捕以降、学校側は教諭と接見できておらず、子どもが被害にあった事件との関わりについては全くわからない」と説明しました。

07月09日　21時16分

•