宮崎県東部で農場の一斉消毒
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宮崎県東部で農場の一斉消毒

7月9日 11時57分

口てい疫の問題で、感染が集中し、すべての家畜が処分された宮崎県東部でウイルスを完全になくすため、9日から農場の一斉消毒が始まりました。

宮崎県東部の川南町周辺では、口てい疫の感染拡大を防ぐため、先月30日までに27万頭余りの家畜が処分されました。9日からは、家畜がいなくなったこの地域のすべての農場を対象に、ウイルスを完全になくすための一斉消毒が始まりました。このうち、川南町役場では、9日朝、町の職員らが、消毒薬などをトラックに積み込んで、農場に向けて出発しました。一斉消毒は、9日から数日かけて行われる予定で、さらに1週間おきにあと2回行われることになっています。農場では、消毒とあわせて、ウイルスが残っている可能性がある家畜の排せつ物などをシートで覆って発酵させ、発生した熱で、ウイルスを死滅させる作業も行われています。宮崎県は、早ければ今月16日にも川南町周辺で、家畜の移動制限を解除したいとしていますが、この地域で家畜の飼育が再開できる時期については、農場の一斉消毒や排せつ物の処理が終わったあとのことし9月以降になるという見通しを示しています。