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SS代表、ベスーン被告の「除名」撤回 「法廷戦術にすぎない。彼の復帰を歓迎する」

7月8日12時49分配信 産経新聞

SS代表、ベスーン被告の「除名」撤回 「法廷戦術にすぎない。彼の復帰を歓迎する」
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第2昭南丸からピーター・ジェームス・部スーン容疑者を海上保安庁の船に移し終え第2昭南丸から離れる海上保安庁の「ゆめかぜ」=12日午前、東京都中央区の晴海埠頭 (矢島康弘撮影)(写真:産経新聞)
 調査捕鯨妨害事件で懲役2年(執行猶予5年)の有罪判決を受けたニュージーランド人、ピーター・ベスーン被告(45)について、シー・シェパード(SS)代表のポール・ワトソン容疑者(国際指名手配中)は、団体から追放したのは「法廷戦術にすぎなかった」とし、「将来、彼が戻ってくることを歓迎する」と述べた。

 ラジオ・ニュージーランドのインタビューに答えた。

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 SSはベスーン被告の東京地裁での公判中、被告を「除名」したと発表、声明を出した。このなかで、ベスーン被告が船長を務めていた抗議船「アディ・ギル号」に弓矢を持ち込んだことが「攻撃的だが非暴力的な行動」との団体の方針に反すると指摘していた。また、日本での裁判への支援は続けるが、SSの正式メンバーではなく、今後の抗議活動にも参加させないとしていた。

 しかし、ベスーン被告の判決が出ると、ワトソン容疑者はこの方針をあっさりと撤回。「今シーズン、彼が(南極海での)活動に戻ってくるとは思わない。理由は、彼が(今回の裁判などについての)本を書いているからだ。そのことは良いことだ。将来、彼が戻ってくることを歓迎する」とコメントした。

 ベスーン被告は近く強制退去の見通しだが、除名撤回によって、ニュージーランドへ帰国後、SSの反捕鯨キャンペーンに何らかの形で加わる可能性も出てきた。

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最終更新:7月9日20時0分

産経新聞

 

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