<島根原発>保守点検状況 5段階評価で最低の「1」に
7月9日19時11分配信 毎日新聞
島根原発1号機(左)と2号機=松江市鹿島町で2009年11月、本社ヘリから幾島健太郎撮影 |
評価制度は、各原発に応じた規制を強めようと今年度から導入。安全性を直接評価するのではなく、追加検査や行政処分検討に反映させる。
島根原発では511カ所の点検漏れや機器の未交換が見つかり、保安院は「保守管理の仕組みの重大な欠陥。原発への信頼を著しく損ねた」と評価。すでに、中国電力に厳重注意処分や保安規定の変更命令を行っていたが、年4回の保安検査を特別態勢で実施することや、教育・訓練などの再発防止策の評価を継続して実施することを決めた。
保安院は今年6月、残り52基のうち23基が追加検査が必要な「重要な課題あり(評価2)」「課題あり(同3)」、29基が「軽微な課題あり(同4)」「課題なし(同5)」と発表した。島根原発については点検漏れが発覚していたため、評価を留保していた。【関東晋慈】
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最終更新:7月9日20時8分